建築
清学院の建築
清学院の建物は修験道の道場として江戸時代後期に建てられました。町の中に位置する町修験でもあります。清学院の起源は江戸時代後期の資料によれば、天正元年(1573)だと考えられていたようですが、創建に関わる具体的な事情は分かっていません。
ただし、元禄2年(1689)の「堺大絵図」では、現在の場所に「山伏清学院」と記されており、少なくとも17世紀には現在地に定着して山伏の活動を行っていたことがわかります。
現在の清学院の建物は江戸時代後期に建てられたものであり、門、土間、座敷、不動堂からなります。
不動堂は、本尊の不動明王坐像を中心に、弘法大師・青面金剛・役行者など、いずれも江戸時代に制作された像で構成され、修験道の道場の雰囲気を体感することができます。